名称・・・琉球松(Ryukyu-matsu)
その他呼び名・・・
琉球赤松(リュウキュウアカマツ)、マーチ(マチ、マチィ)(沖縄での呼び名)、沖縄松(オキナワマツ)
科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・常緑針葉樹・裸子植物
学名・・・Pinus luchuensis Mayr
産地・・・沖縄地方の海岸付近に生育。
色調・・・帯黄褐色。
性質・・・木理:通直、辺心材の境目:–、肌目:–、硬さ:–、腐食耐久性(耐朽性):–、磨耗耐久性:弱
気乾比重:
平均収縮率%(柾目方向):
平均収縮率%(板目方向):
曲げ強度MPa:
圧縮強度MPa:
せん断強度MPa:
曲げヤング係数GPa:
加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:強、糊付接着性:–、乾燥:容易、塗装性:–
用途・・・
庭園樹、盆栽、保安林、街路樹、工芸品、集成材として内装・家具・フローリング材
価格・・・
メーカー・・・
一般流通サイズ・・・
その他・・・
沖縄県特有の木。日本のアカマツやクロマツと同じ二葉松類。樹高20m。年をとるにしたがって、樹冠が傘形になり美しい枝ぶりを見せる。潮風害に強い。直材が少なく、ヤニが多い。反りやすく割れやすいが強度は高い。沖縄県の県木に指定されている。銘木として観賞されているものに、国の天然記念物に指定されている久米島の五枝の松がある。
備考・・・
用途の欄を見てもらえば判ると思いますが、建築用にはほとんど使われていないようです。シロアリがわきやすい、という話もあるからでしょうか。
2003年に沖縄県南大東(みなみだいとう)小学校で、県内の木材の利用促進の観点から、リュウキュウマツで作った学習机といすのセットが導入されています。
2001年に輝北プレスウッド社(鹿児島県)が、リュウキュウマツを原料とした構造用LVLを開発しています。