マサランドュバ

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名称・・・マサランドュバ(Macaranduba)

その他呼び名・・・

マニルカラ、マカランドュバ、マサラン、アマゾンチェリー、アマゾンジャラ、アマゾンウリン、ブラジリアンマニルカラ、キニヤ、ホースフレッシュ、カンドーレ、クメアバツ(前2つは原産地での呼び名)

科目・・・アカテツ科マニルカラ(Manilkara)属・常緑広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・

Manilkara spp.
Manilkara huberi Standley、
Manilkara bidentata A. Chev.、
Manilkara surinamensis Miq.(Manilkara bidentata ssp. surinamensis)などを含む。

産地・・・アマゾン、マットグロッソ地域、アマゾン河支流・タパジョス河流域、南米北部のスリナム

色調・・・心材は薄赤色(空気に触れると赤褐色に変わる)。辺材は赤味がかったベージュ色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:{弱/中/強

気乾比重:1.12

平均収縮率%(柾目方向):0.25~0.28

平均収縮率%(板目方向):0.39~0.44

曲げ強度MPa:176*

圧縮強度MPa:88*

せん断強度MPa:15.7*

曲げヤング係数GPa:22.0*

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難、鉋掛(カンナガケ):困難、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:困難、塗装性:高

用途・・・造作材、家具、デッキ材

橋梁部材、海洋構造物、根太、装飾材、階段、フロア材

価格・・・☆~☆☆

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・90x20x3000(S4S\400,000/㎥)

150x(40、30)x(2100~4200・300㎜間隔)

120x(30、20)x(2100~4200・300㎜間隔)

105x(30、20)x(2100~4200・300㎜間隔)

90x20x(2100~4200・300㎜間隔)

90x90x(2100~4200・300㎜間隔)

70x70x(2100~4200・300㎜間隔)

70x45x(2100~4200・300㎜間隔)

 

その他・・・

 

【その他色調等】: 表面滑らかで光沢がある。辺材は3~5cm。

【その他性質等】: 乾燥に応じて歪み、ひび割れ等が出やすい。耐久力にすぐれ腐食菌、シロアリに対する抵抗力がある。特にフナクイムシに対する抵抗が強いので海洋構造物に良い。ウリンに比べ樹液が染み出しにくい。寸法安定性があり、ねじれや曲がりも少ない。難燃性が強く耐酸性もある。

【その他加工等】: 密度の高い鋸挽、鉋掛は高馬力が必要。釘打ちは不可能で、道穴、ボルト締めが必要。

【立木での性質等】:樹高は30~40m、樹径1m前後の大木。

 

備考・・・

ウリンとかイペなどと含めて、ハードウッド、アイアンウッドとも呼ばれています。マカランドュバ自体はあまり有名な木ではないので、売り手が色んな名前を付けて売り込んでいる感じがします。東南アジア産の同属(マニルカラ属)の木でクメア(アイリスローズ)という木もあるようです。。。と思いましたがほかの資料ではアイリスローズは中南米産のマメ科となっていますね。詳細は不明です。