名称・・・マコレ(Makore)
その他呼び名・・・
アガモクウエ(ナイジェリアでの呼び名)、バク、アバク(ガーナでの呼び名)、チェリーマホガニー(イギリスでの呼び名)、アフリカンチェリー(アメリカでの呼び名)、マコーレ(マコレー)
科目・・・アカテツ科–(Tieghemella)属・常緑広葉樹・環孔性散孔材・合弁花類(被子植物)
学名・・・Tieghemella heckelii A.Chev
産地・・・熱帯西アフリカ。コードジュボワール、ナイジェリア、ガーナ、シェラレオネ、ガボン、象牙海岸
性質・・・木理:通直~(交錯)、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強~極強、磨耗耐久性:強
気乾比重:0.66
平均収縮率%(柾目方向):0.19
平均収縮率%(板目方向):0.29
曲げ強度MPa:101
圧縮強度MPa:53
せん断強度MPa:14.3
曲げヤング係数GPa:10.1
加工性・・・鋸挽:容易~やや困難、鉋掛:容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:中~困難、塗装性:中~高
用途・・・造作材、建具、家具、合板
楽器、フローリング、彫刻材、突き板(スライスドベニヤ)、キャビネット、壁パネル、造船、海水用の合板
価格・・・☆☆
無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥
メーカー・・・
一般流通サイズ・・・平割:34㎜、40㎜、46㎜
その他・・・
時に濃淡の縞を有するものもある。材により色調に幅がある。木質は均質。仕上げ面には美しい光沢がある。材中にシリカ(ケイ酸石灰)を含み、加工機の刃物の磨耗を早めたり損傷することもある。細かい木粉が鼻の粘膜を刺激し炎症をおこす為、加工は注意が必要。シロアリなどの虫害に強い。カバ材やマホガニー、ミズメ、マカンバなどの代用として使われる事が多い。斑の模様不明瞭。樹高25m、樹径1.5m。釘打の際など、やや割れやすい。美しいリボン杢が現れるのが特徴。粘りがなく曲げに弱い。日本に輸入される数少ないアフリカ材のうち、良く知られているものの代表のひとつ。どちらかというとマカンバやサクラ類のような材面をもつ。湿気があるところで鉄に接すると、黒く汚染することがある。
備考・・・
「アメリカンチェリーともいう」という資料が一つだけありましたが、その名前はバラ科の別種類がありますので、その他の名称には入れませんでした。