名称・・・米桧・米檜(Port orford cedar)
その他呼び名・・・
ポートオーフォードシーダー(ポートオブシーダー)、ピーオーシーダー、ローソンサイプレス(ローソンヒノキ)、ベイヒノキ、オレゴンシーダー、ホワイトシーダー、ジンジャーパイン
科目・・・ヒノキ科ヒノキ(Chamaecyparis)属・針葉樹・裸子植物
学名・・・Chamaecyparis lawsoniana Parl.
産地・・・北米のオレゴン州南部からカリフォルニア州北部。分布は比較的狭い。
性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭(~不明瞭)、肌目:緻密~中(~やや粗)、硬さ:やや軟~中、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強
気乾比重:0.46
平均収縮率%(柾目方向):0.14
平均収縮率%(板目方向):0.20
曲げ強度MPa:69
圧縮強度MPa:29
せん断強度MPa:8.8
曲げヤング係数GPa:7.8
加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易、塗装性:中
用途・・・構造材、造作材、建具、家具
木製サッシ、内装材、船舶、ボートのデッキ、カウンター、葬式の大看板、水槽、器具、蓄電池セパレータ、内・外装用の壁材、フローリング、衣類箱、アーチェリーの矢
価格・・・☆☆☆☆☆~(*1)
メーカー・・・
一般流通サイズ・・・
その他・・・
心材は黄白色~淡黄褐色、ないし黄褐色、桃褐色、淡黄薄褐色。辺材は白色~淡黄白色。または全体に白ないし淡黄白色。しばしば心辺材の区別がつかないことがある。年輪幅は均一だが、年輪内での細胞の形の違いは少ないため年輪はとくにはっきりしない。狂いが少なく寸法の安定性は良い。材質が日本の木曾檜と良く似ている為、日本ではヒノキの代用品としての用途が高い。強度は国産ヒノキよりやや劣る。ヒノキのような匂いがあるが、むしろそれより強く刺激的である。斑の模様不明瞭。変色菌が比較的に早く付着して青色に変色しやすい欠点がある。表面仕上げは良好で、光沢が出る。酸に対する抵抗大。酸味がある。樹径1.7m。
*1:赤柾などの銘木レベルのベイヒは¥300万/㎥てとこでしょうか。日本のヒノキより安い(安かった)ようですが・・・絶対的には決して安いものではないですね。