タウン

Taun2

 

名称・・・タウン(Taun)

その他呼び名・・・

マトア、カサイ、マルガイ、ソロモンマホガニー、ニューギニアマホガニー、蕃竜眼(バンリュウガン)

科目・・・ムクロジ科ポメティア(Pometia)属・常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Pometia pinnata Forst.

産地・・・台湾、スリランカを含む東南アジアからパプアニューギニア、ソロモン諸島を経てサモアに分布。

色調・・・心材は桃褐色から濃赤褐色。辺材は淡い褐色から赤褐色、灰白色。

性質・・・木理:通直ないし、やや交錯、辺心材の境目:やや明瞭~明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

気乾比重: 0.58~0.79

平均収縮率%(柾目方向):0.21

平均収縮率%(板目方向):0.27

曲げ強度MPa:101

圧縮強度MPa:44

せん断強度MPa:11.3

曲げヤング係数GPa:12.3

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~やや困難、鉋掛(カンナガケ):容易~注意、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:困難、塗装性:中

用途・・・造作材、家具、合板

床板、キャビネット、椅子・テーブルなどの脚物家具、屋内用構造材

価格・・・☆

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:34㎜

 

その他・・・

およそ3樹種あるが、材質が似ているため一括してタウンと呼ばれている。但し今では樹種は1種で、材質の違いは環境などの因子によるものと考えられている。「タウン」はパプアニューギニアからソロモンでの呼び名。インドネシアのカリマンタン方面では「マトア」と呼ぶ。日本への入荷はパプアニューギニアやソロモン諸島からが多い。メランチなどのように大量には得られない。日本の家具工業は、かつて大量のブナを材料として使ってきていたが、ブナの枯渇に伴ってその代替として、このタウンが取り上げられるようになった。また腐食や磨耗に強いことや、木目や色調が似ていることからマホガニーの代替材としても使われる。

 

【その他色調等】:斑の模様不鮮明。独特の光沢を有し、時に柾目面にリボン杢が現れる。

【その他性質等】:一般に、丸太の形が悪いことが多い。マトアの材質はタウンより少し柔らかく、疎で波状木理もあまりない。

【その他加工等】:表面の仕上がりは良好。釘を打ち込んだ際に損傷が出易いため、工夫が必要。乾燥時に反りや落ち込みが出やすい。

【立木での性質等】:樹高30~40m、樹径0.7~0.8m。