名称・・・ゼブラウッド(Zebra wood)
その他呼び名・・・
ゼブラノ、ゼブラ、アフリカンゼブラウッド、ジンガナ(ザンガナ)
科目・・・マメ科–(Microberlinia)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)
学名・・・Microberlinia brazzavillensis A.Chev
産地・・・アフリカに分布し、ガボン、ナイジェリア、カメルーン、タンザニアなどの熱帯雨林、コートジボワール
性質・・・木理:交錯~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強
気乾比重:0.69~0.84
平均収縮率%(柾目方向):
平均収縮率%(板目方向):
曲げ強度MPa:{000
圧縮強度MPa:{00
せん断強度MPa:{00.0
曲げヤング係数GPa:{00.0
加工性・・・鋸挽:容易~困難、鉋掛:困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:超困難、塗装性:中
用途・・・造作材、家具
床柱、床廻り材、ボタン、突き板(壁面、床板、楽器)、キャビネット、装飾材
価格・・・☆☆☆☆
無節材(2000x210x34㎜)90万/㎥
メーカー・・・
一般流通サイズ・・・平割:36㎜
その他・・・
濃褐色の縞杢(しまもく)を有するのが特徴。磨くと光沢が出る。板目面は狂いやすく、小割が入りやすい為、乾燥はゆっくり時間をかける必要がある。原木のままで長期間保存すると、腐れや変色を生じることがある。鉋(かんな)加工は困難で逆目や欠けたりする。昭和30~40年代にかけて洋服タンスの化粧板に使われ大流行した。年輪は不明瞭。斑の模様不明瞭。樹高30m、樹径1.0~1.5mくらいのものがある。板目では縞が判らないのでほとんど柾目に製材して突き板加工される。木目が交差して捻れが多いので欠けたりする。旋回木目。無垢材の単独使用は乾燥が難しい為使用例は少ない。リップルマーク(板面に現れるさざ波のような微細な模様)を有する。
備考・・・
南米産でウルシ科の広葉樹「ムイラカチアラ(学名:Astronium graveolens、Astronium fraxinfolium)」という樹種もゼブラウッドと言われているようです。