マツ

 

名称・・・松(Pine)

その他呼び名・・・

黒松(クロマツ)、赤松(アカマツ)、琉球松(リュウキュウマツ)、姫小松(ヒメコマツ)、這松(ハイマツ)、紅松(ベニマツ)、屋久種子五葉(ヤクタネゴヨウ)、肥松(コエマツ)(脂松(ヤニマツ))、アイグロマツ

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・

産地・・・北海道から屋久島まで

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭~やや不明瞭、肌目:緻密~粗、硬さ:軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~強、磨耗耐久性:弱

気乾比重:

平均収縮率%(柾目方向):

平均収縮率%(板目方向):

曲げ強度MPa:

圧縮強度MPa:

せん断強度MPa:

曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易、塗装性:中~高

用途・・・構造材、下地材、造作材、建具、家具

価格・・・☆

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

 

その他・・・

主に日本産のマツ科マツ属の針葉樹の総称。日本では6種類(*1)が自生する。二葉松類の3種類(アカマツ、クロマツ、リュウキュウマツ)と、五葉松類の3種類(ヒメコマツ、ベニマツ、ハイマツ)である。一般にはこれら全てをマツと称しているが、多くはクロマツ、アカマツの事を指すこともある。オマツ、メマツとも呼ぶことがあるが、雄雌の区別ではなく、葉がやや太めで葉先が尖っている男性的なものをオマツ(=クロマツ)、葉が細く葉先がやわらかいものをメマツ(=アカマツ)と呼ばれていたものが定着した。またコエマツ(ヤニマツ)とは樹種を指すのではなく、アカマツ、クロマツの大径木や老木の根に近い部分からとれる脂(ヤニ)の多い材のことである。コエマツ(ヤニマツ)はアカマツよりもクロマツの方が良いものが取れると言われていて、力強く明瞭な杢目と飴色の光沢を持ち、床の間の地板として人気が高い。
クロマツとアカマツの間の雑種があり、アイグロマツと呼ばれている。この木材の性質は極端な例を除けば、クロマツやアカマツとほとんど同じと考えられる。

 

*1:日本に自生するマツには他に、絶滅危惧IB類とされている五葉松類のヤクタネゴヨウと、ヒメコマツの変種とされている五葉松類のキタゴヨウがあります。